皆さんも一度は見たことある「海外ドラマ」ですが、ハマってしまうと時間を忘れて「寝不足」というのを私はよく経験します…
さて今回は、そんな海外ドラマと日本のドラマの違いを撮影方法と編集方法の2つを映像制作の観点から解説していきます。
1 撮影方法
ここが基本的な違いだと映像からも感じられます。
その中でも3つが挙げられます。
・照明
・カメラのピント
・フレームレート
・照明
日本のドラマだけでなく韓国ドラマにも言えることですが「照明が明るい」ということです。
照明を全体的に当て画面をフラットな感じに仕上げています。これは日本のテレビ業界では主流になっておりドラマだけでなくバラエティ・ニュース番組にも使われています。また、海外ドラマは照明を作り込むのに、時間を要すため日本では難しいという要因もあります。
海外ドラマでは雰囲気を出すために可能な限り自然なライティングを採用することもあります。(例:ゲームオブスローンズ)しかし、コメディなどでは日本と同じく全体的に明るい照明を採用しています。
・カメラのピント
日本のドラマは全体的にピントを合わせています。しかし、海外ドラマは「一部」にピントを合わせることがほとんどです。ピントはほんの少しの差ですが、与える印象をガラリと変えます。これに関しては「好み」でありどっちが優れていると言うことではありません。
・フレームレート(1秒間のコマ数)
海外ドラマは基本的に24fpsで撮影されているのに対し、日本のドラマは30fpsとなっています。fpsが大きくなると、動きが鮮明になりブレが少なくなり小さければ動きに余韻が出ます。
24fpsで撮影している海外ドラマは映画っぽい感じになっていますよね?それはこの後説明するカラーグレーディングも関係あるのですがこのfpsが大きくっ変わってきます。
2 編集方法
・カラーグレーディング
色彩をいじって映像の色味や質感を調整します。
サスペンスなら赤味
ファンタジーなら紫味
など作品の味を出すために行います。
最近の日本のドラマでもカラーグレーディングを施した作品が少しづつ増えてきました。
しかし、これも好みの問題でもあります。映画っぽさは出ますが加減によっては暗くて怖いかもしれません。
ウォーキングデッドやアメリカンホラーストーリーなどのドラマは、シリアスさを出すために結構暗めに施されるので、より怖さが増したり…
まとめ
今回の記事で照明からフレームレート、そしてグレーディングまで異なる手法ということが理解いただけたと思います。どちらが良し悪しはありませんが違いを見比べてみるのも面白いですね。