太陽は昼に輝き
ダンマパダ経典より
月は夜に照る
王族は武装に輝き
バラモンは坐禅瞑想をして輝き
ブッタは威光によって全てを照らす
意味
太陽には太陽の、月には月の、王族には王族の、修行者には修行者の輝き方がある。
ブッタはブッタの輝き方で万民を照らす。
「隣の芝生は青く見える」
という言葉があるように、人は自分の持っていないものを求めてしまう生き物です。
あの人はお金持ち、良い立場、良い環境があるから、あの人は資格を持っているから、あの人は人脈があるから。
外を見ると自分にないものを持っている人がたくさんいます。
しかし、外ばかり見ていると自分の持っている素晴らしい力に目がいかないこともあります。
「灯台下暗し」
というように、自分の能力に目をやり特性を生かして輝くことの大切さを教えてくれる経典の一節です。