【移りゆく世の中で】
移り変わりの激しい社会でも、変わらない法則を説く教え、それが仏教です。

私たちは、たくさんの人が行うこと、たくさんの人が同意することを正しいと思ったり、変わらないことだと考えてしまいがちです。
昔は「男の人が働くのが当然だ、女の人が家事をして当然だ」というような風潮がありましたが、今はそう考えるのは「差別だ」という方もおられます。
時代や他者の意見により、価値観は大きく変化します。
【変わらないもの】
ルールや常識は常に変わっていきます。法律や価値観は、時代や状況により大きく変化します。
ノウハウやハウツー、手立てや過程、方便は変わりますが、物事の本質「真理」は変わることがありません。
どれだけ変化しても変わらないものもあります。
例えば
人間が「生き物」だということは変わりませんし、地球にある「引力の法則」も変わっていません。
「僕の国では引力がないからいつもプカプカ浮きながら陽気に暮らしてるよ〜」
「私は神になり永遠の命を手に入れました」
ということにはならないのです。
【知恵者と愚者】
仏教では「知恵」を育むとことで賢明な判断ができると説いています。

高い木の上になっている果実を得ようとするとき、知恵がなければ木を登って落ちるかもしれない、あるいは危ない虫がいるかもしれない危険を冒して実を取る」という行動をとるかもしれません。
しかし、重力の法則を心得ていれば実の下に受け皿を置いて待つということも考えられるかもしれません。
【ありのままに世界を観察する】
お釈迦様は「この世の中をありのままに見て知恵を得なさい」と説いています。
欲を持って物事を見ると「ああであって欲しい、こうであって欲しい」という思いが強くなり、自分の捉えたい通りに捉えようとしてしまい、ありのまま見ることができなくなってしまいます。

しかし、世の中の本質を深く理解し世の中の道理を観察できれば、賢明な選択をすることができます。
世の中の道理、真理を知り賢く生きる。
仏教では「知恵」という言葉をとても大切にします。
修行とは本来苦しむことを目的にしているのではなく「知恵を育む」そして真実の世界をありのままに見る最短のプロセスなのです。
【知恵を育む修行方法】
ではどうやってその知恵を育めるのか?それをお釈迦さまはこう説いています。
自分の頭で考えなさい

お釈迦さまはご自身の説法の際にも「私の話を鵜呑みにするのではなく、しっかり自分で考えなさい」と説いています。
人間が持つ能力でなによりも価値を生むのは考えることです。
考えることから逃げるのではなく、しっかり頭を働かして本当に大切なことを見極める知恵を育むよう仏教では説いています。
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