現代、誰もがSNSで発信することができるようになりました。否が応でも情報に触れてしまう私たちに今必要なこと、
それは
「正しい情報を見極める能力」
です。
群盲、象を評すというインドの寓話があります。
【群盲、象を評す】
全盲の人たちが集まり、象とはどのような生き物かを評する。

目が見えないので、触れる事でその生き物の姿を想像する。
鼻に触れた者は 「象とは長細い生き物だ」といい 耳に触れた者は 「扇子型の生き物だ」と言った 牙に触れたものは 「固く鋭い生き物だ」と言い 足に触れたものは 「大きく太い生き物だ」と言った
全て間違いではありませんが、完全に正解とも言えません
物事の本質を見極めるためには、1つの特徴だけではなくさまざまな角度から捉える
見るだけ、聞くだけではわからない
実際に、目で見て、音を聞いて、香りを嗅いで、舌で味わい、身に触れることで、初めて全体像をつかめてくるものであるということを、物語を持って教えてくれるとても面白い寓話です。
【お釈迦さまの見解】
では、どのようにして情報を見極める能力を身につければ良いか?
お釈迦さまが大切だと伝えたこと、それは「自分の頭でまずしっかりと考える」ということ。

人に考えることを頼るのではなく、自分の最大の財産である頭をしっかりと使いなさい、とおっしゃっていました。
現代、たくさんの情報がありますが本当に価値ある情報は自分の頭で考え判断し取りに行くしかありません。
それを鍛えるには、いつも頭をしっかり働かし鍛えておく必要があります。そして、脳も思考を反復することで筋肉と同じように鍛えられます。
それは自分にとって今必要な情報か?
そんないい話が本当にあるのか?
なぜその人はその発信をするのか?
仏教が説く人間の本質を考えれば、それが理解できます。
かけがえのない自分の頭をフル活用して、良き情報を見極める知恵を鍛える、これはどんなことにも応用できます。思考は誰にも取られません。
ぜひ、お釈迦さまが大事にされたこの教えを参考にしてください。
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