【言語道断】

「言語道断」
世の中の真理はとても深く言葉だけでは言い表せないという意。

私たちは普段、コミュニケーションを取る際、さまざまなことを方便で気持ちを相手に伝えようとします。

特に、人間は言葉を使うことができ、たくさんのことを共有できるようになりました。この言葉はとても汎用性が高く、複雑なことも伝えられるようになりました。

しかし、この世には言葉では言い表せないものもたくさんあります。

特に「心」

嬉しいという表現ひとつとっても「楽しい、面白い、愉快、喜ばしい」たくさんの種類がありますし、悲しいにも「切ない、哀しい、虚しい」など数え切れないくらいにあります。

その人の気持ちを100%把握することは難しいかもしれませんが、言葉だけではなく、表情、喋り方、振る舞いなどをみて少しづつ理解できる。

それと同じよに、
「世の中の真理も言葉で聞くだけではなく、目で見て、耳で聞いて、触れて嗅いで味わってはじめて知ることができる」

と仏教では説いています。

「言語道断」
どんなことも多方面から見ることが大事だということを教えてくれる仏教の言葉です