カフェで案内された席がクーラーの風が直で当たる場所で夏なのに激寒状態で風邪ひきそうになった裕径です。
最近少し涼しい日も出てきましたが皆さんいかがお過ごしですか。本日は「自分の特性を知る仏教の知恵」についてお伝えします。
【学ぶべきたった一つの仏教の知恵】
どんな性格か、どんな特性を持っているか、何が得意で何が苦手か、どんな場所に居心地の良さを感じ、息苦しさを感じるか。
普段、日常生活の中で自分のことを深く考える機会は少ないかもしれませんが、自分の性質に目を向ける、知ることは人生にとってなによりも重要だと仏教は説いています。なぜなら、すべての物事は自分を通して行われるからです。
お仕事でも、お金のことでも、人間関係、恋人、家族、健康に関することもすべて。自分という性質を持って関わっていきます。
人間、誰しもそれぞれの個性があり、できることできないこと、得意不得意があります。それをしっかり把握することができれば、自分のすべきこと、すべきでないこと、居るべき場所、避けるべき場所、目指すところ、求めるべきでないところの軸が見えてきます。
【あなたはウサギ?それともカメ?】
有名な童話に「ウサギとカメ」というお話があります。足の速いウサギと足の遅いカメが競争をし、最終的にはカメが勝利する物語です。
目標に向かい真面目にコツコツ努力することの大切さを説いた、一見 素敵なストーリーです。
しかしこのお話、私は残酷だなと感じます。なぜなら世の中、間違った苦労が身を結ぶことなんてほとんどんどないからです。
物語の中ではカメの努力が報われ勝利しましたが、本来かけっこでウサギに勝つというのは不可能です。本気で走るウサギには到底敵いません。カメがかけっこに勝とうと どれだけ訓練しても、それは無謀です。
【自分の能力を知る】
先ほどもお伝えしましたが、カメがどれだけ鍛えても、かけっこでウサギの能力を超えることはできません。世界記録を持つ短距離走の選手でもチーターに勝つことができないのと同じです。
だとしたら、カメは自身の能力をよく知り、その能力を生かす戦い方を選ぶ。例えば水の中なら、水泳でならウサギに勝てるかも知れません。
人間も知能を駆使して車で走ることでチーターに速度で勝てます。
上記は極端な例ですが、自身の能力や個性を知ることは努力の方向性を定める上でもかなり重要です。
【如実知自心】
自分はどんな時にうまく振る舞え、どんな時失敗するのか、どんな場所に居心地の良さを感じ、どんな場所に違和感を覚えるのか、どんな人に好意を抱き、どんな人を避けようとするのか。
それをしっかりと把握することで、自分の身の置き場、避けるべき場所が見えてきます。自分を知ることで自分の特性をうまく生かすこともできます。
人間の世界でも、ある特定の分野に秀でていることが評価の対象となる場合と、そうでない場合があります。しっかりと自分を知りその能力が生きる場所へ身を置く。
カメなのに陸でのかけっこに勝つ努力をしている場合ではありません。
自身を知ることは振る舞いの軸を定める際にもとても役立ちます。
【仏教的解決方法】
では、仏教ではどのように自分を知れば良いのでしょうか。それは、瞑想の実践です。
瞑想と聞くと宗教じみたイメージを持つ人もいますが、決してそうではなく瞑想とは「自分の心を深く観察する」実践方法です。
集中するための環境を整え、よくよく自分の心の性質を観察してみる。すると、自分の物事の捉え方や感じ方の「癖」みたいなものが見えてきます。
「こんな捉え方をしていたのか」「自分の心は自動的にこんな判断をしているのか」など、客観的に捉えることができます。
すると「このような性質を持っているからこうすれば良いな」「このようなところが得意だからここに専念すれば良いな」など方向性を考えられるようになったりします。
瞑想の実践方法はいろいろあり長くなるので割愛しますが、瞑想してみようかなと思った方がおられましたらスタンプお送りください。具代的な実践方法をお伝えします。一応ブログにも瞑想の記事があります。
【最後に】
今回お伝えしたかったのは、普段外に向いている意識を内に向け、自身のことを知り個性特性をうまく活用していく仏教の知恵「如実知自心」です。
孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というものがありますが、戦いの世界でも己を知るというのは重要だと言われています。
ぜひ、自分の心と向き合い性質を知りうまく生かしてみてください。