仏教

【抽象化という逃げ】

最近、抽象的な表現が世の中に蔓延っているように感じます。

重要である。大切である。情緒的である。

これらって結構、抽象的な言葉に感じます。
「あの人はいい人だ」「あれは良いこと悪いこと」「あの作品は美しい、情緒的だ」「これは深い話だ」

物事を「〜だ」と抽象的に表現するのは簡単ですが、ではなぜそれが大切なのか、理由を聞かれると意外にも答えるのが難しかったりします。

なぜ、それが正しいと言えるのか?なぜそれが間違いだと思うのか?なぜその話を深いと感じるのか?

感性で捉えることも時に大切ですが、感性や感覚はかなり曖昧だったりします。

【心を具体化する】

仏教には「ラベリング」という修行方法があります。これは物事を具体化する際のひとつの方便で「言葉に落とし込む」ことです。

特に心の状態をラベリングするのですが、今自分がどう思っているかを観察して言葉にする。

例えば「この人は良い人だ」と思った時、ではなぜ良いと感じたのかを言葉にしてみる。

「私の話を理解してくれた。認めてくれた。褒めてくれた」など。
すると「あ、自分に対して優しくしてくれる人を良い人だと感じる傾向がある」
と言うことが把握できたりします。

心の状態、判断の抽象的な部分を具体化することで物事の解像度を上げ、鮮明に見えてきたら次に何をすれば良いかも見えてきたりします。

僕は感性も大いに大切だと思うのですが、なぜそう感じるのか?なぜそう思うのか?をより問いかけていくことで自分の「心の性質」の理解も深まると仏教では教えてくれています。

心をラベリングすると言う仏教の知恵、ぜひ参考にしてみてください。

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こんにちは。お坊さんの裕径です。 仏教を弘めるために大阪で 映像制作会社・講演をしています。 弊社では ・お寺の紹介 ・お坊さんの考え方 ・仏教×エンターテイメント というテーマでお手伝いさせていただいております。 「映像」そして「音楽」という方便を駆使して仏教をお伝えします。 みなさんの心を癒す映像や音楽、また元気になるような仏教の教えもお届けできればと思っています。 仏教は今から約2500年前にお釈迦さま(ブッダ)が説いた真理の教えです。 真理は時代や状況によって変わりません。ノウハウやハウツーのように変化しません。 ビジネス・恋愛・死に対する考え方、悩み苦しみの根本的な解決が仏教には必ずあります。 その教えをこのチャンネルからお伝えできれば、これほど嬉しいことはありません。 その価値ある教えを、みなさんと共有させていただければ幸いです。 ご依頼・お問い合わせ・お見積もり・ご相談などもお気軽にお声がけください。

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